paris-2002

私の印象深いケーキの思い出は

母が作ってくれたお野菜や玄米ごはんの入ったケーキ!

日常のおやつだったので、、、(今はそのありがたみが身に染みていますが…)

*母の玄米ごはん入りのおかずケーキのレシピは「根菜を楽しむ重ね煮P59の玄米ローフ」を参考にしてください♪おいしいよ(^^♪

 

その反動もあってか、ケーキ屋さんのふわふわでクリームたっぷりのケーキに対する憧れが異常?といいますか執着に近いものがあるくらい“ケーキ屋さんのケーキ”に強い憧れをもっていました。

ケーキ屋さんのショウケースに並んだケーキが宝石箱のキラキラの宝石のようにしか見えませんでした。

 

どうしても、どうしてもケーキ屋さんで働いてみたい!という気持ちが抑えられなくなり、

奇跡的にその熱い想いを神様がくみとってくださったのか…

フランスのお菓子屋さんの研修生になる事ができました。

製菓学校もお菓子屋さんでの経験も技術もフランス語の知識もゼロの私に起こったフランスのお菓子屋さんで研修させてもらえるという奇跡です。

わくわくのテンションだけで飛行機に乗った私を待ち受けていたのは、華麗なるパティシエ研修どころか、、、、、 何にもできない厨房のお荷物でしかない自分のみじめさと戦うことでした。

多分、フランスにはお菓子の研修に行ったというよりも、それまで、のほほんと過ごしていた私にとっての根性を付けるための研修だったかも。。。と思うほどです。

本気で夜逃げを考えるほど、そんなこんなの日々ではありましたが、

とにかく、自分にできることをやる。

伝えたいことは、ノートに書いて伝える。等など必死の毎日でした。

そんな中、夏の店頭でのアイスクリーム販売担当をやらせてほしいとお願いをして

夕方、毎日店頭に立ちました。多分、お釣りの受け渡しを間違っていたに違いないと思われます。

ムッシュ、ごめんなさい。。.

店頭でアイスクリームの販売を担当! ➡        

 

my friend    ← パティシエの仲間!ヤクーとローオン。厨房にて。

 

このパティシエ研修!?が、後の私の重ね煮のレシピ作成にはなくてはならない経験となるのです。

パティシエの学びが、重ね煮のレシピ作りの頭の中の組み立てに役に立つなんて思いもよりませんでした。フランスにいる頃の私は、まだしっかりと重ね煮のことを知りませんでしたし、まさか、自分がパティシエをやめて野菜の料理に転向するなんて想像もつかないことです。

この続きは、次回に。